鼻尖部耳介軟骨移植

今回は鼻尖部に耳介軟骨を移植したモニターさまです。

鼻尖部(鼻先)の手術にはいくつかの種類があります。鼻尖縮小、鼻尖拳上、鼻尖部耳介軟骨移植、鼻中隔延長など。
どの手術を選択するかはご希望とする鼻の形によって決まります。

今回はご相談の結果、鼻尖部に耳介軟骨を移植することにしました。

鼻の手術はとても奥が深いです。先ほど鼻尖部の手術にはいくつかの種類があると書きましたが、耳介軟骨を使った手術も様々で耳介軟骨をどのように細工するか、どの部分に移植するか、元の鼻の形状が理想とする鼻の形状へと変化するように仕上がりをイメージして手術を行います。

鼻尖部耳介軟骨移植はご自身の耳介軟骨を採取、細工して鼻尖部へ移植します。移植することによって鼻先を少し高くしたり、丸みのあるお鼻を尖らせることができます。

耳介軟骨を採取するための麻酔

耳介軟骨は耳の裏側から採取するため、傷跡は目立ちません。

細工した耳介軟骨

今回は耳介軟骨を3段に積み重ねました。

耳の固定

術後、採取部に血が溜まらないように圧迫固定します。固定は術後3日前後で取り外します。切開縫合部の抜糸は1週間後です。

手術前手術直後のお写真

鼻先が少し高くなりました。
鼻尖部から糸が2本見えますが、これは移植した軟骨がずれないように固定するための糸です。3日前後で取り外します。
細工した耳介軟骨は左右どちらかの鼻の穴の中、鼻腔内から切開し挿入します。傷はできますが外からは見えません。縫合するため1週間後に抜糸が必要です。

耳介軟骨はご自分の組織なのでアレルギー反応はおきませんが、術後感染する可能性があります。術後は傷口を清潔に保ち、感染予防のため抗生剤の内服をしていただきます。また痛みがでてくるので痛み止めのお薬も処方いたします。
また、鼻のプロテーゼ挿入の手術は結構腫れと内出血がでますが、鼻尖部への耳介軟骨移植の手術の場合、腫れと内出血は比較的軽度です。腫れと内出血予防のため3日程テープで固定します。

耳介軟骨を積み重ねて移植する手術は固定する位置によって高くする方向を自由に決めることができますが、高さの度合いに関しては限界があります。あまり大きな軟骨を入れると鼻が偏移してしまったり、軟骨が透ける、軟骨が触れるといったリスクが高まります。比較的緩やかな変化を希望されるかたにおすすめの手術です。大きな変化を求めるかたは耳介軟骨移植と鼻尖縮小術との組み合わせや鼻中隔延長術が必要です。

鼻尖部耳介軟骨移植鼻の手術について

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