シリコンバッグ抜去のモニターさまです。
今回のモニターさまは17年前に他院で豊胸のためのインプラントを挿入したかたです。腋窩より300㏄のテクスチャードタイプのシリコンバッグを乳腺下に入れたとのことでした。今まで大きなトラブルはなかったそうですが、シリコンバッグが入っているとマンモグラフィーが受けられないなどの制限があるため、40歳を過ぎ、抜去をご検討され、ご相談にこられました。
術前
術前の状態です。今回のモニターさまは大きな左右差もなく、形もきれいでした。
抜去したシリコンバッグ
抜去したシリコンバッグです。でてきたのは両胸ともに270㏄のテクスチャードタイプのシリコンバッグでした。変色はしていましたが、破損はありませんでした。
手術直後
手術直後の状態です。シリコンバッグがなくなった分、ボリュームは減ってしまいますが、もともと乳腺が発達している方の場合には抜去直後でも皮膚の寄れは目立ちません。
術後1週間
術後1週間目の状態です。内出血も目立たず、痛みもそれ程気にならないとのことでした。今回のモニターさまは乳房下縁よりシリコンバッグを抜去していますが、もともとバストのふくらみがある方の場合、立った状態だと傷跡は目立ちません。
術後1週間目の傷跡
術後1週間目の傷跡、抜糸後の状態です。傷に赤みがあります。個人差はありますが、傷の赤みが引くのに3ヶ月ほどかかります。傷跡は消えることはありませんが、時間の経過とともに白い線状の傷となり目立たなくなっていきます。
術後1ヶ月目
術後1ヶ月目の状態です。シリコンバッグが入っていたスペースに浸出液の貯留もなく、経過良好です。
術後の1ヶ月目の傷跡
術後1ヶ月目の傷の状態です。まだ少し赤みはありますが、目立たなくなってきました。
今回行なった手術名
シリコンバッグ抜去(乳房下縁法)
通常価格 220,000円(税込)
モニター価格 110,000円(税込)
シリコンバッグ抜去のリスクと合併症
腫れ、内出血、痛み、浸出液の貯留、傷跡、感染など