今回のモニターさまですが、ボトックス注射のビフォーアフターではありません。眉下切開のモニターさまです。
ボトックス注射は表情筋の動きを弱めることでしわを目立たなくすることができますが、まぶたのたるみから生じる額のしわの場合にはボトックスは根本的な改善にはなりません。
今回のモニターさまは「まぶたのたるみ」および「額のしわ」を気にされ、ご相談にこられました。
他院で眼瞼下垂といわれたそうです。
術前
術前の状態です。まぶたのたるみがあります。たるみがあるため、目を開ける際に眉毛が自然と上方に引き上がっています。眉毛が引き上がった分、額にしわも入っています。
今回のモニターさまは目の開き自体は悪くなくないため、眼瞼下垂の手術は必要なく、目の上のたるみ取りが必要となります。目の開きが悪くなってくると眉毛を引き上げて目を開けるようになるため、額のしわが入りやすくなります。まぶたのたるみが強くなった場合にも目元に皮膚が被さってくるため、自然と眉毛は上方に引き上がっていきます。そのため額のしわが常時入るようになります。
切除した皮膚
切除した眉下の皮膚です。
術後翌日
術後翌日の状態です。腫れはあまり気になりませんが、内出血がでました。切開した部分よりも下、目元に強くでています。内出血は重力で下に下がってくるため、傷跡より下方にでてくることが多いです。
術後翌日閉眼
目を閉じた状態ですが、赤みがかった内出血がでているのがよくわかります。
術後1週間
術後1週間目の状態です。腫れは落ち着いていますが、紫色の内出血がまだ残っています。目の下まで内出血が落ちてきました。この後、徐々に黄色くなって消えていきます。
術前
術後1ヶ月
術後1ヶ月目の状態です。腫れも内出血も落ち着いています。
皮膚を切除した分、眉毛の位置も下がり、目を開けているときも額のしわは薄くなりました。
目を開けるのがとても楽になったとのことです。
深いしわが入っている方の場合には眉下切開と同時にボトックス治療を併用することが多いですが、今回のモニターさまは眉下切開のみの効果をみたいとのことで、ボトックス注射は行っておりません。
今回行った手術名
眉下切開
通常価格 330,000円(税込)
モニター価格 110,000円(税込)
眉下切開のリスクと合併症
腫れ、内出血、痛み、傷跡、よれ、引き攣れ、縫合離解、中糸の突出、感染など