シリコンバッグ抜去のモニターさまです。
今回のモニターさまは20年くらい前に腋窩よりシリコンバッグを挿入したそうです。大きさや挿入した層は不明。最近違和感を感じるようになったのと、20年経過していることもあり、抜去を検討され、ご相談にこられました。
術前

術前の状態です。痩せている方なのでシリコンバッグの形がよくわかります。被膜拘縮があり、内側のスペースが狭くなっています。シリコンバッグが外側に位置し、形もいびつです。
術前デザイン

横になった状態でもシリコンバッグの位置がわかります。横に流れたように見えますが、今回のモニターさまのシリコンバッグは外側に位置しています。
手術直後

手術直後の状態です。シリコンバッグの不自然なふくらみがなくなりました。乳房下縁より抜去したので、乳房の下縁に傷跡があります。1週間後に抜糸します。
抜去したシリコンバッグ
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抜去したシリコンバッグです。シリコンバッグは破損もなく、少し変色していますが、きれいな状態です。被膜拘縮でスペースが狭くなっていたため、シリコンバッグの形に凹凸ができています。
術後翌日

翌日の状態です。傷跡をガーゼとテープで固定していたため、皮膚に赤みがでています。
術後1週間

術後1週間目の状態です。シリコンバッグが挿入されていた部分が少し窪んでいます。
術後1週間

術後1週間、抜糸後の状態です。内出血が少しでています。
術後1ヶ月

術後1ヶ月目の状態です。術後1ヶ月目くらいまでは傷跡をきれいに治すため、テープを貼ります。
術後3ヶ月

術後3ヶ月目の状態です。シリコンバッグが挿入されていた部分のへこみも軽減し、自然な状態に落ち着いてきました。
術後3ヶ月目の傷跡

術後3ヶ月、傷跡も目立たなくなってきました。傷は消えることはありません。
今回行なった手術名
シリコンバッグ抜去(乳房下縁法)
通常価格 220,000円(税込)
モニター価格 110,000円(税込)
※癒着がある場合には別途ご料金が発生します。
シリコンバッグ抜去のリスクと合併症
腫れ、内出血、痛み、浸出液の貯留、傷跡、感染など
