「思ったような仕上がりになっていない」
「別の症状が気になるようになった」
目の下のたるみをなんとかしたいと「切らない施術」を選んだものの、思うような効果を得られず悩んでいませんか?
ダウンタイムが少なく比較的手軽にできる施術として人気のある切らないくま・たるみ取りですが、適切な施術やリスクを理解せずに行うと後悔してしまう可能性があります。
今回は、目の下のくま・たるみ取りで失敗してしまうケースや修正する方法、そして後悔しないためのポイントについて、詳しく説明していきます。
切らない施術で失敗するケース
「切らない施術」は、皮膚を切らずに目の下のくま・たるみを治す施術法です。手軽に施術を受けられる反面、肌の状態や回復力などの個人差により、思わぬトラブルが起きることがあります。
この施術で効果を感じられないケースは、以下のとおりです。
- 皮膚がたるむ
- しわが増える
それぞれの症状を解説します。
皮膚がたるんだ
切らない施術をした後、かえって皮膚のたるみが目立つようになることがあります。
これは、施術で余分な脂肪を取り除いたことで、皮膚に余りが生じてしまうためです。特に40代以降は、年齢とともに肌のハリや弾力が低下してくるので、術後に皮膚が元の状態に戻りにくいのです。
目の下の脂肪を摘出するとともに、余った皮膚の対処も求められます。
しわが増えた
たるみだけでなく、新しいしわができたりもともとあったしわが深くなったりすることもあります。
これは、皮膚がたるんでしまったことによって起こる二次的な症状です。皮膚のでこぼこが増えたり、施術によるダメージで肌の張りが変化したりすることで、しわが増えてしまうのです。
施術後に起こりうる症状を想定して対処してもらう必要があります。
他院で修正はできる?
他院で失敗してしまった場合でも、きちんとした方法で修正することはできます。
ただし、すぐに修正できるわけではありません。術後の症状や経過時間によって対応は異なりますが、場合によっては3ヵ月以上待つことも。また、今の状態や症状の程度によって適切な修正方法も変わるので、慎重にクリニックを選ぶことも重要です。
下眼瞼切開ならキレイな状態を保つ
下眼瞼切開は術後の症状を踏まえた対処ができるので、比較的キレイに仕上がります。
切って行う施術では「余分な皮膚と脂肪を取り除く」ことと「皮膚を引き上げて縫い合わせる」という2つの大切な手順が含まれるためです。
目の下の段差(窪みやシワ)をしっかりと改善できるので、たるみやシワなど年齢とともに目元の悩みが増えてきた方には、「下眼瞼切開」がおすすめです。
余分な皮膚を切除して明るい目元に
下眼瞼切開では、クマを改善できるだけでなく、皮膚の表面のでこぼこも平らになります。
余分な皮膚を切除するので、新たなシワはもちろんのこと、今までのしわを改善できることも。肌にハリが出て凹凸も改善され、若々しく健康的な目元になります。
持続効果はどのくらい?
下眼瞼切開の効果は、人によって差はあるものの、数年ほど続きますが一概には言えません。どれくらいの皮膚を切除するかで若返り度が変わります。皮膚を取り除いて何年前の状態に戻すかです。そこから老化がまた始まっていきます。
また、年齢や生活習慣によって効果の持続期間は変わってきます。施術とともに、食事や睡眠、スキンケアなどの生活習慣を意識することで効果を長持ちさせられるでしょう。
傷跡やダウンタイムは?
術後2〜3日間は若干腫れますが、1週間くらいで落ち着きます。症状が強く出てしまった場合には2週間ほど時間を要することもあるので、術後の予定は余裕をもって組んでおくとよいでしょう。
傷跡も個人差があり、早くて1ヵ月、長くて半年ほどで目立たなくなります。
目の下のたるみ取りで失敗・後悔しないための3つのポイント
目の下のたるみ取りで後悔しないためのポイントは、以下のとおりです。
- 経験豊富なクリニックを選ぶ
- 納得できるカウンセリングをしてくれるクリニックを選ぶ
- フォロー体制が整っているクリニックを選ぶ
ひとつずつ解説します。
実績豊富なクリニックを選ぶ
施術で失敗しないためには、下眼瞼切開の経験が豊富で信頼できるクリニックを選ぶことが大切です。
なるべく多くの実績があり、これまでの症例写真を公開しているクリニックだとなお良いでしょう。症例写真があると、医師の技術だけでなく術後のイメージも見られるのでおすすめです。ホームページやパンフレットなどに載っていることが多いので、契約前に確認してみてくださいね。
納得できるカウンセリング
施術で失敗しないためには、症状に応じた適切な方法で施術することが求められます。症状には個人差がありますので、しっかりとしたカウンセリングが欠かせません。
例えば下眼瞼切開の場合は、症状によって以下のように処置が異なります。
- 目の下のたるみのみ:たるみ取り
- 目の下のたるみ+ふくらみ:たるみ取りと脂肪摘出
- 目の下のたるみ+ふくらみ+くぼみ:たるみ取りと脂肪移動(ハムラ法)
丁寧なカウンセリングを行うクリニックは、現在の状態をしっかりと観察し、最適な治療方法を提案します。また、施術のリスクについてもしっかりと説明してくれるクリニックを選ぶことが大切です。
整ったフォロー体制
下眼瞼切開は、術後の経過に個人差があるのでアフターフォローが充実しているクリニックを選んでおくと安心です。特に過去の施術で満足な結果が得られなかった方は重視すべきポイントです。
医師に相談できたり診察や処置を受けられたりする体制が整っているかどうか、契約前に確認してくださいね。
下眼瞼切開で目の下のたるみを取り、若々しい目元へ
40代以降の方に多い「年齢肌による目のたるみ症状」は、日々のスキンケアや生活習慣による改善が難しいとされています。過去に施術を受けて症状が改善されない、または別の症状に悩まされている方は「下眼瞼切開」を検討すると良いでしょう。
後悔のない施術にするためには、信頼できるクリニックでカウンセリングを行い、自分に合った手術方法を見つけることが大切です。まずは複数のクリニックで丁寧なカウンセリングを受け、あなたの症状に合った最適な施術プランを見つけてくださいね。
【この記事の監修者情報】 現役美容ナース ・看護師歴24年 略歴 資格 コメント |