アイラインのアートメイクのメリットには次のようなものが挙げられます。
・メイクの時短
・素顔でも目元を強調できる
・汗水でアイラインがにじんだり落ちたりしない
アイラインを引くことが苦手な方、汗ですぐにアイラインが落ちる方にとっては、2〜3年ほど落ちないアートメイクに魅力を感じるかもしれません。
しかし、アイラインのアートメイクにはデメリットもあります。
・施術中の痛みを感じやすい
・角膜炎やドライアイなどの目元トラブルが起きる
・過剰に色素を入れると時間がたったとき、にじむ
目元はデリケートな部分なので、アートメイクの施術を受ける際のリスクが非常に高いです。とくに太めのラインは1年・2年たったとき、アイラインが崩れる可能性があります。目元は皮膚が薄く、一度定着すると簡単に色が落ちず、修正ができない点もアイラインのアートメイクのデメリットです。
さらに、ほかの部位に比べてリスクが高いことも挙げられます。ここでは、アイラインのアートメイクの施術を受ける前に知ってほしい注意点をご紹介します。
アイラインのアートメイクを入れる位置に注意する
アイラインのアートメイクで色を注入する主な位置はこちらです。
・アウトライン
まつ毛の生え際より上にラインをつくります。
・ナチュラルライン
まつ毛の生え際にラインをつくります。まつ毛が濃く生えているように見せられます。
・インライン
まつ毛の生え際、粘膜に近いところにラインをつくります。
・テール
目尻のところを跳ね上げます。
アウトラインは目元をはっきり見せられますが、1年・2年たつころにはきれいなラインを保てなくなる傾向にあります。一方でインラインは色素を入れたときに、涙の蒸発を防ぐマイボーム腺を傷つけることがあり、そこからドライアイを発症する可能性が高いです。テールは、見た目が悪くなる場合があります。
アイラインのアートメイクは非常にリスクが高いので、控えめに色素を入れて修正に対応できるナチュラルラインがおすすめです。ナチュラルラインでしたら、2〜3年たっても大幅に形が崩れる心配はなく、アイラインのアートメイクのリスクも減らせます。
アイラインアートメイクのリスクとは
アイラインのアートメイクには次のようなリスクがあります。
施術中の痛み
目元のトラブル
施術後はデザイン修正ができない
アイラインのアートメイクは眼球近くで施術がおこなわれるため、ドライアイや角膜炎などのトラブルが起きやすい部位です。さらに、過剰に色素を入れてにじむこともあります。
目元を強調したいという気持ちから、太めのラインを希望される方も少なくありません。しかし、経年劣化したときのアイラインの形・デザインなどがきれいに保てなくなりますので、細く控えめなナチュラルラインにすることをおすすめします。
施術中に痛みを感じる

目元は皮膚が薄いので、眉やリップと比べて施術中に痛みを感じやすい部位です。また施術後も腫れを感じるケースも見られます。人によっては痒み・赤み・涙が出にくくなることもあります。
施術中は痛みを軽減するために、麻酔を使用します。麻酔の効果については施術当日の体調によって左右され、生理中や睡眠不足など、体調が優れていない場合は麻酔の効果が感じにくいかもしれません。
アートメイクを受ける数日前から体調管理に気をつけましょう。当日、体調が優れないときは施術日を延期することも大切です。
目元のトラブルが起きることがある
次の症状は、アイラインのアートメイクで起きる可能性のある目元トラブルです。
・ドライアイ
・角膜炎
・角膜損傷
・結膜浮腫
とくにドライアイは、過剰な色素を入れることでなる可能性があります。
角膜炎は赤み・痛みなどの症状が見られます。一方で結膜浮腫は、白目に水分が溜まりむくんでいる状態です。
これらの目元のトラブルの原因は細菌や異物の侵入などです。入れる位置によりますが、アイラインのアートメイクは粘膜のギリギリのところ・まつ毛の生え際に色素を入れます。炎症を引き起こしやすい部分に施術をおこないますので、トラブルになる可能性がとても高い傾向にあります。
施術後はすぐにデザインの修正ができない
アイラインに限らずですが、アートメイクは施術後すぐにデザインの修正はできません。レーザーを使用してアートメイクを消すこともできますが、肌の状態は悪くなってしまいます。
アートメイクの特徴として、薄い色を濃い色にしたり、細いデザインから太いデザインにしたりする微調整が可能です。しかし、反対に注入した色素を引いていくことはできません。1回目から過剰に色素を加えると、あとから修正ができなくなります。「物足りないかな」と思う程度で色素を入れることが大切です。そうすることで、2回目で色を足してご自身のなりたいデザイン・色に仕上げられます。
アイラインアートメイクの失敗例
アイラインのアートメイクに多い失敗例は次のとおりです。
アイラインを太く入れすぎた
変色した
左右が非対称になった
それぞれ詳しく見ていきましょう。
アイラインを太く入れてしまった
太く入れすぎたアイラインを細くすることはできません。過剰に色を足しすぎると、あとから調整ができなかったり時間の経過でにじんだりします。また目尻に色を入れすぎて、形が変形したことによる失敗のケースも見られます。
これらの失敗は直せないケースが多く、アイラインのアートメイクが薄くなるのを待つ必要があります。しかし個人差はありますが、完全に消えるまでの期間は2〜3年ほどです。だからこそ、色素を入れすぎない・目尻までラインを足さないようにしてください。
アイラインが変色した
アートメイクは経年劣化によって変色するようにつくられています。時間とともに色も変わっていくことを把握したうえで、アイラインのアートメイクのデザインを決めることが大切です。
左右が非対称になった
目元はもともと左右対称ではないため、ピッタリ揃えることはできません。ただし、アイラインの幅を変えて左右のバランスを整えることはできます。
そのためカウンセリングで、患者様のお顔のパーツのバランス・比率を計測し、最適な位置を決めることが大切です。
流行りの「シャドー」オススメできない理由

パウダーをのせたような仕上がりになるシャドーは人気があります。施術後はきれいな状態を保てますが、1年・2年たったころにはヨレる、にじむなどのトラブルにつながるケースが多く見られます。
目元は皮膚の層が薄いことが特徴ですが、シャドーのような過剰に色を加える方法は異常な残り方・時間がたったときに変なにじみ方になる場合があります。
また真皮層まで色素が入ってしまうので、一度定着すれば簡単に消すことはできません。時間がたったときのリスクが大きいため、アイラインのアートメイクをする際は控えめに色を入れるナチュラルラインがおすすめです。
まぶたがたるんでいるから太く入れたい?リスクと対策
まぶたのたるんでいるため、アイラインを太く入れたいというケースが見られます。しかし、まぶたがたるんだ状態で太いアイラインをつくるためには、まぶたを閉じた状態で5mm以上の色素を注入する必要があります。目を閉じたときの見た目が、きれいとは言い難い仕上がりになるかもしれません。経年劣化したときに、にじみやすくなるといったリスクもあります。
まぶたのたるんでいるときのアイラインのアートメイクの対策として、施術を受ける前にまぶたのたるみを切除する方法があります。たるみを取り除いてから、アートメイクの施術を受けていただく方が見た目がきれいに仕上がり、時間がたったときのにじみも抑えられます。
アイラインアートメイクは失敗するとリスクが大きいので注意
アイラインのアートメイクが定着してしまえば、色持ちは良くなります。しかし、失敗したときのやり直しが難しくなるかもしれません。
やり直しの方法として、レーザーがあります。基本的に眼球にレーザーは当てられないため、アイシールド(鉄のコンタクトのようなもの)をはめてレーザーを実施します。ただ、目元のレーザーに対応するクリニックは少ない状態です。
さらにレーザーは黒いものに反応するので、アイラインの場合だとまつ毛も一緒に消えてしまう可能性があります。
さまざまなリスクがあるアイラインのアートメイクは、必要以上に色素を入れたりシャドーを加えたりすることは控えましょう。
アイラインのアートメイクの施術方法
アイラインのアートメイクは、表皮層の浅いところに色素を入れるので、永続的に色を保つことはできません。時間が経過するにつれて、色は薄くなります。
アイラインのダウンタイムは施術後2〜3日ほどです。腫れが起きにくい眉と比較すると、アイラインは少し腫れやすい傾向にあります。施術から1週間たつころには、自然に腫れは引き、かさぶたは剥がれ落ちるのでご安心ください。
アイラインのアートメイクのアフターケア

アイラインのアートメイク後、肌の状態回復・きれいなラインを保つためにアフターケアは怠らずに丁寧なケアをすることが大切です。
アフターケアのポイントは次の4つです。
施術後は部位を濡らさない
軟膏で外部ダメージから目元を守る
ターンオーバー周期を早めない
コンタクトレンズ・つけまつ毛・マツエクの使用を控える
それぞれ詳しく見ていきましょう。
アイラインのアートメイク施術後は濡らさない
施術後は部位を濡らさないようにしてください。定める期間につきましては、施術を受けるクリニックによって異なります。1週間濡らさないでほしい、とお願いするクリニックもありますが、当院では施術後24時間は部位を濡らさないようにお願いしています。
翌日から水洗いや処方する薬で目元を清潔に保っていただきます。
薬で保護して外部ダメージを防ぐ
アイラインのアートメイクの場合、点眼薬などでケアします。通常アートメイクを施した際、施術を受けたクリニックから軟膏が処方されます。軟膏の役割は、外部からのウイルスを守るカバーになったり乾燥を防いだりするなどです。
しかし、目元に軟膏を塗ると、軟膏が目に入る危険性があります。そのため点眼薬などで目元を保護します。
ターンオーバー周期に気をつける
ターンオーバー周期が早いほど、色素が落ちやすくなるためアートメイクの持ちも悪くなります。
ターンオーバーを促進させる可能性のある、基礎代謝を上げる運動・ピーリングなどのやり過ぎには気をつけましょう。
コンタクトレンズ・つけまつ毛・マツエクの使用は控える
アートメイクの施術後、コンタクトレンズは1週間・つけまつ毛は2週間の使用はお控えください。
またマツエクはできれば1か月前後、最低でも2週間の使用を控えていただくようお願いしています。
マツエクに使われる接着剤の役割を持つグルーは、刺激が強いため皮膚にダメージを与える可能性があります。これは、皮膚を休める期間を設けるためです。
アイラインのアートメイクの持続期間
アートメイクは永久に残るものではありません。時間とともに色は落ちて薄くなります。また1回の施術では持続することはなく、2回目の施術で色を定着していきます。
1回目と2回目でどのぐらい持続期間が変わっていくのか、詳しく見ていきましょう。
アイラインのアートメイクは1回で持続できる?
個人差はありますが、施術後1週間で平均6割程度の色素が残ります。施術から1か月たったころには、ほとんど色が落ちていると考えられます。
しかしながら、アイランは瞬きをしたり目を擦ったりするなど、摩擦が起きやすい場所です。そうしたことから眉やリップよりも色が落ちやすい傾向にあります。人によっては1か月よりも早く、色が落ちているかもしれません。
アイラインのアートメイクの2回目施術はいつできる?
アイラインのアートメイクは1回目の施術から30〜40日程度たったころに2回目の施術をおこないます。
しかし、皮膚の回復のスピードは個人差がありますので、皮膚の状態を確認させていただいてから2回目の施術日を決めていきます。
アイラインのアートメイクはどのぐらい持つ?
アイラインのアートメイクは2〜3年ほど持ちます。眉に比べて皮膚が薄いため、表皮の奥にある真皮層まで色素が届くことがあります。1回目の施術では落ちるのが早いアイラインですが、2回目で色素が定着すると、長持ちするケースが多い傾向にあります。
アイラインのアートメイクは臨床経験のあるクリニックを選ぶことが大切

アイラインのアートメイクは色が定着しやすい部位なので、失敗したときは簡単に修正ができません。目元をくっきり見せたい方は太めのラインを好むかもしれませんが、1年・2年と時間がたったときにアイラインの状態が悪くなっている可能性があります。
アイラインのアートメイクはほかの部位と比較しても、リスクが多くありますので、少しでもリスクを減らすために太めのラインはつくらないようにしてください。経年劣化したときのにじみが少なく、見た目も悪くなりにくいナチュラルラインでデザインをつくることをおすすめします。
また、さまざまな目元のトラブルも起きやすいので、アイラインのアートメイクの経験が豊富なクリニックを選ぶことが大切です。
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【この記事の監修者情報】 OWLBROW代表 ・看護師歴 28年 略歴 ・2018年~現在まで延べ約10,000人の患者さまの施術に関わる 資格 コメント |

