経結膜脱脂のモニターさまの手術がありました。
経結膜脱脂術とは下眼瞼(目の下)のふくらみの原因である眼窩脂肪を切除する手術です。下まぶたの結膜側より切開するため、傷跡は外からはみえません。眼窩脂肪のふくらみがあるとそのふくらみの下に影ができてクマのようにみえます。疲れてみえたり、ふくらみが強くなると老けてみえます。このふくらみを改善することですっきりとした目元にすることができます。
手術前
今回のモニターさまは目の下のふくらみを気にされ、写真を撮ったときなど以前と比べて老けてみえるとのことでご相談にこられました。両側ともに内側と中央にふくらみがあり、左側のほうがふくらみが強いです。
切除した眼窩脂肪
目の下の眼窩脂肪は内側、中央、外側と3つのコンパートメントに分かれています。今回のモニターさまは内側中央のふくらみが強いです。そのため、内側と中央より眼窩脂肪を切除しました。また左側のほうがふくらみが強いため、左側の眼窩脂肪を少し多めに切除しています。どの部分をどのくらい切除するかは患者さまの目の下のふくらみの状態にあわせて決めていきます。
手術後のテープ固定
手術後のテープ固定。腫れと内出血の予防のために行います。通常テープ固定は翌日はずしますが、腫れが強くでた場合にはもう1~2日固定することがあります。
術後翌日
手術翌日の状態ですが、少し腫れと内出血がみられます。経結膜脱脂の場合、ひとによっては結膜浮腫といって白眼の部分にぶよぶよとした結膜のむくみが生じることがあります。今回のモニターさまはできませんでした。
術前
術後10日目
術後10日目の状態ですが腫れ、内出血も落ち着き、目の下のふくらみも改善しました。まだ目の下を触ると硬さが残っています。個人差にもよりますが、完全に傷がいえるのは3ヶ月前後かかります。
今回行った手術名
経結膜脱脂術
通常価格 330,000円(税込)
経結膜脱脂のリスクと合併症
腫れ、内出血、取り過ぎによる窪み、左右差、感染など