全切開の経過

今回は全切開のモニターさまです。

今回のモニターさまは以前他院切開後の修正で埋没法による二重形成をしたかたですが、糸がはずれることへの不安、今ならダウンタイムがとれるとのことで切開法による二重形成をご希望され、ご相談にこられました。

一度切開をされているかたの場合にはどこを切開するかが問題となります。再度切開する理由としては、二重の幅を変えたい、ラインが薄い、左右差がある、二重の形が希望と違った、傷跡が汚いなどがあげられます。
ラインが薄いという方の場合、傷がきれいであれば再度同じ切開線より切開し、しっかりと二重になるように内部処置をしていきます。傷が汚い場合には傷ごと切開していきますが、その場合には二重幅が狭くなることがあります。
二重幅を広げたい場合には以前の切開線より高い位置で切開します。傷跡は増えます。切開して二重を作成するだけで幅広の二重まぶたができあがります。
狭くしたい場合には手術の難易度はあがります。皮膚のたるみがあるかないかでも手術の方法は変わってきます。たるみがある場合には以前の切開線より下、ご希望の二重幅のラインより以前の切開線を含め切除します。二重のラインは新たに作成した狭い幅の二重になります。たるみがない場合が問題です。以前の切開線より下側に新たな切開線を作ります。傷跡はふたつになります。幅の狭い二重にするには広い幅の二重を一度解除する必要があります。癒着が強かったり、前回手術で内部組織を取り過ぎている場合には狭い幅の二重を作り出すことが難しい場合もあります。

初診時の状態
初診時の状態

今回のモニターさまは幅の広い二重まぶたをご希望されました。前回の切開ラインの位置は十分広い位置にあります。新たに別の位置で切開する場合傷跡が増えるのと、これ以上高い位置で切開すると不自然な仕上がりとなるため、二重のラインは変えず、二重に被さる皮膚を切除することで二重幅が広く見えるようにしました。

切除した皮膚
切除した皮膚

切除した皮膚です。

手術直後開眼
手術直後

閉眼
手術直後閉眼

手術直後の状態です。内出血予防および腫れを抑えるため、茶色いテープを貼っています。

術後1週間開眼
術後1週間

閉眼
術後1週間閉眼

術後1週間、抜糸後の状態です。比較的腫れは少なめです。内出血もあまりでませんでした。傷の赤みと硬さがあります。

術後1ヶ月開眼
術後1ヶ月

閉眼
術後1ヶ月閉眼

術後1ヶ月目の状態です。腫れも引き、だいぶ落ち着いてきました。傷跡の赤みも少ないです。触るとまだ硬さがあります。個人差はありますが、通常1ヶ月から長い人では3ヶ月目くらいまでは傷に赤みと硬さがあります。

術後3ヶ月開眼
術後3ヶ月

閉眼
術後3ヶ月閉眼

術後3ヶ月目の状態です。傷の硬さも落ち着き、傷跡も目立たなくなってきました。はっきりした平行型の二重まぶたになりました。

今回行った手術名
全切開
 通常価格 330,000円(税込)

全切開のリスクと合併症
腫れ、内出血、痛み、しびれ、左右差、傷跡、縫合離解、ケロイド形成、感染など

全切開の詳細

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