刺青除去のモニターさまの手術がありました。
今回のモニターさまの刺青は肩の部分にありました。刺青を除去する方法にはいくつかありますが、今回のモニターさまの場合、レーザーで除去するか、切開して除去するかのどちらかとなります。どちらにもメリット・デメリットがあります。ご相談の結果、切縫で切除することにしました。
術前の状態
サイズの小さい刺青は1度に取りきることができますが、大きい刺青の場合には2~3回に分けて切除していきます。
今回のモニターさまの刺青は、肩の部分、腕を伸ばした時にテンションがかかる位置にあること、皮膚が硬く伸びがあまり良くない点、腕をよく使うお仕事だったため、2回に分けて切除することにしました。肩はケロイドになりやすく、他の部位に比べ皮膚が移動しにくい部分なので、無理は禁物です。切除幅は実際に皮膚をつまんでみて皮膚の伸び具合や皮膚の可動性を確認して決めていきます。
切除した刺青を含む皮膚
手術直後
分割切除の場合には2回目の切除後によれがなく傷の形がきれいになるよう計算して1度目の切除を行ないます。
術後1ヶ月目
2回目の手術は6ヶ月目以降、状態をみて行ないます。
今回行った手術名
刺青除去 分割切除1回目
最低価格 80,000円(4㎝以下)
4㎝以上は1㎝毎に20,000円追加
術後9ヶ月目
初回手術から9ケ月が経過しました。切開して縫合した部分は白い線状の傷跡となっています。明らかなケロイド形成もなく、傷の広がりも少ないです。皮膚も問題なくよりそうなので、2回目の手術を行ないました。
切除した刺青
手術直後
無事刺青をすべて切除できました。手術直後、「前回と比べて突っ張った感じがある」とのことでした。あとはできるだけ傷がきれいに治るようにテープ固定を行なっていきます。
術後1ヶ月目
2回目の手術から1ヶ月目の状態です。傷に赤みがでてきました。切開した傷跡は一時的に赤みを帯びます。3ヶ月ほど経過すると白い線状の傷跡になります。
今回行った手術名
刺青除去 分割切除2回目
最低価格 50,000円(5㎝以下)
5㎝以上は1㎝毎に10,000円追加
刺青除去のリスクと合併症
腫れ、内出血、痛み、ケロイド形成、縫合離解、引き攣れ、感染など