脂肪吸引

脂肪吸引はカニューレと呼ばれる細長い管を用いて、脂肪を直接吸引していきます。脂肪吸引はただ単に体を細くするのではなく、全体のバランスを考慮して、魅力的なボディラインを形成していきます。脂肪吸引後は脂肪の数が減っているので、リバウンドすることもなく、確実な効果を実感していただけます。目立たない位置に3ミリ程度の切開を加え、Tumescent液を吸引予定部位全体に注入していきます。その後、手作業により専用の極細カニューレを用いて丁寧に脂肪を吸引していきます。術後は腫れと内出血予防のため、しっかりとした圧迫が必要となります。

脂肪吸引はこんなかたにおすすめです
ぽっこりとしたお腹が気になる
くびれを作りたい
二の腕が気になる
脚の隙間を作りたい
張り出した太ももが気になる
1度の施術で効果を実感したい
ダイエットをしたが、効果がでない
他の痩身施術では満足できなかった

脂肪吸引の適応部位

脂肪吸引の方法

Tumescent法

Tumescent液を吸引部位全体に注入していきます。Tumescent液とは生理食塩水に麻酔薬や止血剤を混合したものです。Tumescent法を行なうことで、脂肪吸引をする際の痛みを緩和することができ、さらに出血を抑えることができるので安全に脂肪吸引をすることが可能となります。

Multiple Layer Liposuction

Tumescent液が十分に浸透した後、脂肪吸引を開始していきます。Tumescent液を注入することで脂肪層を膨らませることができます。脂肪層を膨らませることによって脂肪を層ごとに吸引することが可能となります。筋層近くにある深い部分の脂肪層、皮膚に近い浅層脂肪層、その間の中間脂肪層に分け、層ごとに脂肪を吸引していきます。
最初に深い層の皮下脂肪を吸引していきます。この部分の脂肪をしっかりと吸引することで皮下脂肪のボリュームが減っていきます。次にSuperficial Liposuctionと呼ばれる浅層脂肪吸引を行ないます。このSuperficial Liposuctionを行なうことで、術後のたるみを予防し、脂肪吸引部位の引き締まり効果が期待できます。最後に吸引部位の皮下脂肪の厚みを確認しながら中間の脂肪層を均一に吸引し、仕上げていきます。

Criss-cross法

脂肪吸引では凹凸のない自然できれいな仕上がりが求められます。同じ部分を一度に吸引してしまうとその部分だけがくぼんでいきます。脂肪吸引は2～3ｍｍの刺入部からカニューレを挿入して脂肪吸引を行ないますが、可能な限り均一に吸引するために刺入孔を中心に扇状に脂肪を吸引していきます。また、ひとつの吸引部位に対して、数か所の刺入孔を開けて多方向から脂肪吸引を行ないます。この多方向からクロスさせながら脂肪吸引する方法をcriss-cross法と呼びますが、criss-cross法を行なうことで、取りむらなく脂肪吸引することが可能となります。

部位ごとの脂肪吸引

お顔の脂肪吸引

ふっくらした輪郭のかたや二重あごが気になるかたはお顔の脂肪吸引をすることでシャープなフェイスラインにすることができます。全体的にすっきりさせたい場合には頬と顎をセットで脂肪吸引するのがおすすめです。
咬筋が張っているかたの場合には同時にボトックス注射をすることですっきりした小顔にすることができます。

2019.05.08

頬顎の脂肪吸引

頬顎の脂肪吸引のモニターさまの手術がありました。 お顔を構成する要素には骨、脂肪、筋肉の3つの要素が挙げられます。その中で脂肪を減少させるには、脂肪溶解剤を注入する方法（脂肪溶解注射）と直接脂肪を吸引してしまう方法（脂肪吸引）があります。脂肪溶解注射の場合にはダウンタイム（腫れや内出…

二の腕の脂肪吸引

二の腕が太い、腕を下した姿勢で二の腕が外に張り出すといったかたは二の腕の脂肪吸引をすることですっきりさせることができます。脇の脂肪も気になるかたの場合には二の腕と付け根をセットで脂肪吸引するのがおすすめです。

お腹の脂肪吸引

ぽっこりしたお腹は腹部の脂肪吸引をすることですっきりさせることができます。

お腹全体が気になる場合

全体的にすっきりさせたいかたの場合には上腹部＋下腹部＋側腹部セットで脂肪吸引するのがおすすめです

2021.02.15

腹部の脂肪吸引

脂肪吸引のモニターさまです。 今回のモニターさまはお腹全体の脂肪を気にされ、ご相談にこられました。 術前のデザイン 術前のデザインです。立った状態で脂肪の付き方、脂肪の厚みなどを確認しながら、どの部分をどれだけ吸引するかをマーキングします。このデザインがとても大切なプ…

下腹部のみが気になる場合

おへそまわり、特に下腹部のみに脂肪が付いているかたの場合には下腹部のみを脂肪吸引することもできます。

2020.06.08

下腹部の脂肪吸引

脂肪吸引のモニターさまです。 今回のモニターさまは「ぽっこりとした下腹部」を気にされ、ご相談にこられました。拝見させていただいたところ、へそまわり、特に下腹部と腰に脂肪がよくついています。 術前（前面） 術前（後面） 術前の状態です。 脂肪吸引で大事なのは…

くびれが欲しい場合

くびれを作りたいかたの場合には側腹部と腰をセットで脂肪吸引するのがおすすめです。

2021.07.25

脂肪吸引でくびれ形成

脂肪吸引のモニターさまです。 今回のモニターさまは「くびれが欲しい」とのことで、側腹部と腰の脂肪吸引をしました。 側腹部の脂肪吸引は前面より、腰の脂肪吸引は後面よりアプローチしていきます。 術前 術後1ヶ月目 術後1ヶ月目の状態です。 ウエスト部分が細く…

大腿・臀部の脂肪吸引

太ももの外側が気になる場合

大腿部の外側への張り出しが気になるかたの場合には大腿外側を中心に大腿後面、臀部を脂肪吸引していきます。張り出した部分がなくなることで、横幅が小さくなり、脚が長くみえる効果もあります。

2021.03.14

大腿外側の脂肪吸引

脂肪吸引のモニターさまです。 今回のモニターさまは太ももの太さを気にされ、ご相談にこらました。 今回のモニターさまは大腿部全周に脂肪がついています。全体的に細くする場合には全周を脂肪吸引しなければなりませんが、今回はまず大腿部の外側を中心に脂肪吸引しました。 術前デザイン …

太ももの内側が気になる場合

太ももの隙間がなく、大腿内側をすっきりさせたいかたの場合には大腿内側を中心に膝内、大腿後面をセットで脂肪吸引するのがおすすめです。太ももの隙間ができ、脚が細くみえます。

2022.02.01

太もも内側の脂肪吸引

脂肪吸引のモニターさまです。 今回のモニターさまは脚の太さを気にされ、ご相談にこられました。 今回のモニターさまは極端に脂肪が付いている方ではありませんが、太ももの内側がくっついています。今回のモニターさまのような体型のかたの場合には太ももの内側のみを吸引するだけでも、脚は細く…

下腿部の脂肪吸引

ふくらはぎの太さが気になる場合にはふくらはぎと足首をセットで脂肪吸引していきます。
下腿部の筋肉が張っているかたは同時にボトックス注射をするとより効果的です。

脂肪吸引の流れ

Step1　問診・カウンセリング

カウンセリングにてご状態を拝見させていただきます。立った状態で、ご希望部位の皮下脂肪の厚さを確認していきます。皮下脂肪がたくさん付いている場合に脂肪吸引の効果をより期待することができます。ご希望の部位に必ずしも皮下脂肪がたくさん付いているとは限らず、皮膚のたるみを皮下脂肪の厚みと勘違いしていることがあります。皮下脂肪の厚みを測るのにピンチテストと呼ばれる方法があります。実際にピンチテストを行ない、脂肪吸引の適応があるのか、どの部分を脂肪吸引したらより効果的なのかなどをアドバイスさせていただきます。皮下脂肪があまり付いていない場合などには脂肪吸引をおすすめしないこともあります。

Step2　採血

脂肪吸引をした後は吸引範囲にもよりますが、貧血になる可能性があります。貧血、その他健康状態をチェックするため、採血を行ないます。

Step3　デザイン

立った状態でデザインしていきます。ひとによって皮下脂肪の付き方が違うため、皮下脂肪の厚みを確認しながらマーキングしていきます。立った状態でデザインすることでベッドに横になった後でも正確に脂肪吸引することができます。

Step4　手術

脂肪吸引予定部位を消毒していきます。
静脈麻酔を使用していきますので、リラックスした状態で手術をお受けいただけます。

手術当日は腫れおよび内出血を予防するため、脂肪吸引部位を包帯で圧迫固定していきます。
※手術当日はゆったりとした服装でご来院ください。

Step5　リカバリー

手術終了後はリカバリールームでゆっくりおやすみいただけます。

術後のアフターケア

手術当日

脂肪吸引部位は腫れおよび内出血予防のため、包帯での圧迫固定が必要となります。
抗生剤および痛み止めのお薬を処方いたします。
術後は24時間対応。手術をされた患者さまの万一にお応えできるよう体制を整えていますのでご安心ください。

翌日検診

翌日ご来院が可能なかたはご来院していただき、一緒に包帯をはずしていきます。翌日よりガードルやストッキングなどによる圧迫となります。圧迫の仕方や圧迫の強さなどを確認したします。
翌日ご来院が難しいかたの場合にはご自身で包帯をはずしていただき、ガードルやストッキングなどに付け替えていただきます。不安なことなご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

1週間検診

縫合部の抜糸を行ないます。ご状態を拝見させていただき、腫れや内出血、圧迫がしっかり行なえているかなど確認いたします。

1ヶ月検診

脂肪吸引した部位のご状態を診察いたします。
1ヶ月以降はご状態に合わせて、定期的に検診を行なっていきます。

ピンポイント脂肪吸引

ピンポイント脂肪吸引では気になる部分に範囲を絞って吸引していきます。範囲としては1部位おおよそ手のひらサイズです。たとえばぽっこりとした下腹部のふくらみ、大腿外側の外に張り出した部分など。吸引範囲が狭い分、体への負担もダウンタイムも少なくなります。

リスクおよび合併症
主な腫れは１週間程度、その後１ヶ月ほどむくみがでます。その間はしっかり圧迫をしてください。術後は内出血がでる可能性があります。感染する可能性があるため、お渡しする抗生剤をしっかりお飲みください。入浴は１週間お控えください。過度の吸引は凹凸、引きつれ、色素沈着を起こす可能性が高まるため、当院ではおすすめしていません。