シリコンバッグ抜去のモニターさまです。
今回のモニターさまは10年以上前に他院にて豊胸のためのシリコンバッグを挿入されています。今まで大きなトラブルはなかったそうですが、最近左胸の外側に痛みを感じることがあるのと、一部バッグが触れる、バッグが入っていることへの不安などから、今回抜去を決断されました。
術前
バッグを抜去する方法には2通りあり、わきの下から抜去する腋窩法、乳房の下側から抜去する乳房下縁法があります。それぞれにメリット、デメリットがあり、ご相談の結果、今回のモニターさまは乳房下縁法を選択されました。
抜去したシリコンバッグ
抜去したシリコンバッグです。入れてから10年以上経過していますが、抜去したシリコンバッグは破損もなく、とてもきれいな状態でした。
抜去直後
術前のカウンセリングでは120㏄のシリコンバッグを入れたとお話しされていましたが、入っていたのは210㏄のバッグでした。一気にボリュームが減ったため、たるみが強くでています。抜去後は今までシリコンバッグが入っていたスペースをしっかりくっつけるために、圧迫固定が必要となります。
術後1週間
術後1週間、抜糸直後の状態です。手術直後の不自然なたるみがなくなりました。
抜去の傷跡
今回は乳房下縁より抜去したため、胸の下に傷跡ができます。術後1週間抜糸後の状態です。傷に赤みがあります。1~3ヶ月は傷に赤みと硬さがでます。
今回行った手術名
シリコンバッグ抜去(乳房下縁法)
通常価格 220,000円(税込)
モニター価格 110,000円(税込)
シリコンバッグ抜去のリスクと合併症
腫れ、内出血、痛み、傷跡、浸出液の貯留、感染など