シリコンバッグ抜去のモニターさまです。
17年前に海外でシリコンバッグを挿入したそうです。腋窩より挿入、それ以外の詳細は憶えていないとのことでした。
シリコンバッグを抜去するには切開が必要となります。腋窩もしくは乳房下縁よりの切開となります。
今回のモニターさまは乳房下縁より切開してシリコンバッグを抜去しました。乳房が下垂している方の場合には乳房下縁より切開しても傷跡は目立ちません。
術前
術前の状態です。シリコンバッグの位置が上にあがっており、乳房の下垂も加わって形が不自然です。
術前臥位
術前の横になった状態です。横になってもシリコンバッグが入っていることがよくわかります。バッグの動きからスムースタイプのシリコンバッグが入っていると思われます。
片側のシリコンバッグを抜去しました。
術後
両側のシリコンバッグを抜去しました。
抜去したシリコンバッグ
抜去したシリコンバッグです。スムースタイプのシリコンバッグが挿入されていました。17年経過していますが、破損もなく状態はとてもきれいでした。
術後翌日
術後翌日の状態です。術前の不自然なシリコンバッグによるふくらみはなくなりました。腫れや内出血も目立たなく経過良好です。乳房下縁よりの抜去は比較的術後の痛みも少ないです。
術後1週間
術後1週間目の状態です。被膜内の浸出液の貯留もなく経過良好です。
術後1ヶ月
術後1ヶ月目の状態です。不自然なシリコンバッグのふくらみもなくなり、自然な状態です。
乳房の下垂そのものは残ってしまいます。
今回行なった手術名
シリコンバッグ抜去(乳房下縁法)
通常価格 220,000円(税込)
モニター価格 110,000円(税込)
シリコンバッグ抜去のリスクと合併症
腫れ、内出血、痛み、浸出液の貯留、傷跡、感染など