脂肪注入による豊胸術のモニターさまの手術がありました。
今回のモニターさまは「以前よりもバストのボリュームが減ってしまった」のと「形を整えたい」とのことでご相談にこられました。
脂肪注入のメリットはヒアルロン酸やシリコンバッグのような異物を入れないこと、ヒアルロン酸とは違い定着してくれることにあります。
脂肪注入による豊胸術はバストアップと同時に吸引部位の痩身効果が得られるというメリットがある手術なのですが、痩せている方の場合には逆にどれだけ脂肪を採取できるかが問題となります。今回のモニターさまは痩せている方でしたが、脂肪注入をご希望されたため、大腿部内側を中心に脂肪吸引し、お胸へ注入することにしました。脂肪吸引部位はご希望で選択が可能です。
術前
全体的にバストのハリが減り、デコルテ部分のボリュームも減っています。個人差はありますが、今回のモニターさまのようなバストはあまり脂肪が採取できない方(少量の脂肪注入)でも比較的ふっくらさせることができ、経験的にも注入した脂肪の定着率も悪くないように感じます。
注入する脂肪は多ければ多いほど、定着量があがるとは限りません。注入した脂肪に栄養が行き届かなければ、その分の脂肪は吸収されてしまいます。また、注入量が増えれば増えるほど、しこりになってしまう可能性や脂肪融解のリスクが高まります。手術にはリスクがつきものですが、そのリスクを最小限に抑えることが何よりも重要となります。
注入直後
注入直後の状態です。とても細身の方だったので、注入する脂肪を確保するのが大変でしたが、全体的にボリュームアップし、バストのハリがでました。デコルテ部分もふっくらしました。脂肪注入の場合、しこりができてしまう可能性があります。形やバランスを整えながら、できる限り細かく脂肪を注入していきます。個人差はありますが、注入した脂肪は一時的に硬くなり、1~3ヶ月の経過を経て、自然な状態に落ち着いていきます。「定着率をあげたい」というご希望がある方の場合には採取した脂肪を濃縮させて注入することもできます。
今回のモニターさまのように、「以前よりもハリがなくなってしまったバストのボリュームアップがしたい」、「形を整えたい」という希望の方には脂肪注入が良い適応だと思います。
今回行った手術名
脂肪注入による豊胸術
通常価格 400,000円(税抜)
モニター写真にご協力していただける方はモニター価格で手術をお受けいただけます。
脂肪注入による豊胸術
モニター価格 200,000円(税抜)
脂肪注入のリスクと合併症
腫れ、内出血、痛み、しこり、石灰化、脂肪融解、感染、左右差など