リップアートメイクは一生ものではありません。基本的には2〜3年ほどもち、徐々に色が薄くなります。そのため簡単にデザインは変更できないので、ご自分に似合うデザインを施術者と一緒に見つけることが大切です。
ここでは、リップアートメイクで後悔した例を知り、失敗しないためのポイントを解説します。
※アートメイクの失敗例について、詳しくは以下のコラムをご参照ください
眉・リップ・アイラインアートメイクの失敗例とは？修正方法と後悔しないためのポイントを紹介【看護師監修】
リップアートメイクで後悔する例
リップアートメイクで後悔する例をご紹介します。事前に失敗例を知っておくことで、失敗を回避できる可能性が高くなります。
オーバーリップになった
唇に立体感をもたせ、色っぽい印象を与えるオーバーリップですが、不自然な仕上がりになり違和感を生じる場合があります。また年数が経ったとき、きれいに退色せず色ムラが起こることも。
唇を大きく見せたい方は、先にヒアルロン酸を注入してぷっくりとした唇にしてから、リップアートメイクを受けるという方法もあります。
希望通りのデザインにならなかった
主な原因は、患者さまと施術者のデザインイメージが不一致であること。なりたい形・色に近い症例写真などを施術者に見せ、希望するデザインを共有しましょう。
なりたいデザインに仕上がったものの、「自分には似合わなかった」というケースも見られます。唇の厚さや形、骨格などは1人ひとり違いますので、カウンセリングのときに顔のパーツを測り、最適なデザインを見つけることが大切です。
変色や色ムラ
リップアートメイクの色素定着は、1回の施術では難しいものです。肌のターンオーバーや体内に入った異物を外に出そうとする「防御反応」により、色素が抜けやすい傾向にあります。そのため1回目の施術では、唇の一部の色が薄くなったり濃くなったりするなどの色ムラ・変色が起きやすいのです。
基本的にリップアートメイクは3回の施術で色素を定着させて、きれいに仕上げていきます。3回で理想のデザインに仕上げるための微調整ができるよう、1回目は薄く作ります。
※アートメイクの施術がリタッチを必要とする理由について、詳しくはこちらをご覧ください
アートメイク1回目は何ですぐ消える？看護師が教える「長持ちさせる方法」とは
リップアートメイクで後悔しないための3つのポイント
リップアートメイクで後悔・失敗しないために、これからご紹介する3つのポイントを押さえましょう。
１．リップアートメイクについて理解する
２．なりたいデザインを施術者と共有
３．丁寧なアフターケアで色持ちアップ
リップアートメイクについて理解する
オーバーリップや濃い色は経年劣化が心配なため、リップアートメイクでは過剰に色素を入れすぎないよう施術がおこなわれます。施術を受ける方の多くは、くすみ取りや血色アップを目的とする方が多く、くすみをカバーして自然な血色を出すことで、顔の印象を明るく見せられます。
すっぴんのときも健康的な唇の色をキープできますので、くすみ・血色に悩む方はリップアートメイクに適しているでしょう。
※リップアートメイクについて、詳しくは以下のコラムをご覧ください
【看護師監修】リップ（唇）アートメイクの施術方法・医療クリニックの選び方｜メリット・デメリットも解説
なりたいデザインを施術者と共有
デザインの共有ができていないと満足いただけない仕上がりになる可能性が高いため、カウンセリングの段階で施術者とデザインを共有しましょう。
とくに施術直後の修正は困難です。レーザー治療もありますが、痛みが強く出る・唇に大きなダメージを与えるなどのリスクがあるので、控えることをおすすめします。
※リップアートメイクのデザインについて、詳しくは以下のコラムをご覧ください
リップアートメイクデザインのポイントは？
丁寧なアフターケアで色持ちアップ
リップアートメイク施術後の唇は、非常にデリケートな状態です。施術を受けたクリニックから処方される軟膏などで、アフターケアをおこないましょう。
とくにダウンタイム中の唇は傷がある状態なので、菌が入ると炎症を起こす可能性があります。患部は触らず、処方された薬で保湿ケアをして清潔に保ちましょう。
※ダウンタイム中の過ごし方について、詳しくは以下のコラムをご覧ください
看護師に聞く！アートメイクのダウンタイムの経過・過ごし方｜ダウンタイム中に避けたいこととは？
リップアートメイクの成功の秘訣はクリニック選び！
リップアートメイクは、クリニック（施術者）の技量・経験・知識によって仕上がりが左右されます。後悔しないためのクリニック選びのポイントをご紹介します。
※クリニック選びについて詳しくは以下のコラムをご覧ください
医療アートメイクとは？看護師が教える医療アートメイクのメリット・信頼できるクリニックの選び方を紹介
施術経験が豊富であるか
リップに限らず、アートメイクは対応する施術者の技量や経験によって、仕上がりは変わります。経験の浅い施術者の場合、イメージするデザインと違う仕上がりになることもあります。症例写真や実績などをチェックし、失敗・後悔を最小限に抑えましょう。
患者に寄り添ったカウンセリングをおこなう
カウンセリング最中に少しでも違和感がありましたら、他院でのカウンセリング検討をおすすめします。「カウンセリングを受ける＝施術する」ではありません。不安を抱いたまま施術を受けるのではなく、他のクリニックを探して、ご自身に合ったクリニックで施術を受けることが大切です。
※当院では無料カウンセリングを実施しております。リップアートメイクで気になること・心配なことがありましたら、お気軽にご相談ください。
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トラブルが起きた場合、適切な対応ができるか
炎症や感染、アレルギー症状などの皮膚トラブルが起きた場合、医師や看護師が常駐するクリニックであれば、適切な対応がおこなわれます。
皮膚トラブルが起きたときは、施術したクリニックに連絡しましょう。医療クリニックやメディカルクリニックでは、トラブルに対応できる薬を処方できます。とはいえ、症状によっては専門機関の受診を勧めることもあり、そのような場合はクリニックから病院受診をご案内します。
リップアートメイクで後悔・失敗しないために、カウンセリングの丁寧なクリニックを選びましょう
唇は顔の印象を左右する大切なパーツです。ご自分の顔や肌の色などから、似合うデザインを施術者と一緒に見つけることがリップアートメイクで成功の秘訣です。
そのためには、患者さまの希望するデザインを尊重しつつ、最適なデザインを提案するカウンセリングがおこなわれるクリニックを選びましょう。
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【この記事の監修者情報】 OWLBROW代表 ・看護師歴 25年 略歴 2018年～現在まで延べ約10,000人の患者さまの施術に関わる 資格 コメント |
